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精密機器メーカー内の役割

設計士の能力と必要性

よりよい精密機器を作るにはよい設計が欠かせません。まずは取引先の求めるニーズを把握することから始まります。取引先の求める要望はどうして必要なのか?またその取引先お客様になる方がどんな状態を望むのかまで想像する必要があります。
普段から他者へのgiveの気持ちが働いている人には向いている作業かもしれません。
次に望む者のイメージが出来れば製造物の形を何人もの人物と共有しなければなりません。それが設計図の一番の役割になるからです。設計図は事細かに記載する必要があり製造物の形の正確性、幅、高さ、厚み、角度や、丸みの数値、材質などが記載されます。
設計図は製造者が見ます、営業マンも見るでしょう。当然取引先の担当者も見ることになります。自分以外の人達に同じイメージをしてもらわなくてはならないのでとても神経のすり減らす作業となりますがものづくりをゼロから1に進める醍醐味の大きな仕事であると思います。

会社の顔は製造物と営業マン

「メーカー」と聞くと物づくりの会社というイメージが先行する方がほとんどだと思います。工場内で流れ作業が行われる風景が思い出されるのではないでしょうか。ですがメーカーがどんなにいい製品を作ってもその会社を、その製品を知らなければ買ってもらうことは出来ないでしょう。そこで活躍するのがメーカーの営業マンです。
営業と言ってもBtoBでのやりとりになるのでお宅訪問のような営業マンではなくより技術者に近い存在であります。
以前からの付き合いのある取引先であればどんな製品を作ってほしいと依頼からスタートすることもあるでしょうし、逆に会社の事情によっては製造をして売り込みにいくことがスタートになる例もあります。メーカーの立場によって取引の成立は様々ですが優秀な営業マンあってこそ精密機器メーカーの成長があるのです。


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